ご飯をちゃんと食べられない。

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2024.07.19

ご飯をちゃんと食べられない。

昨年、何となく体調不良が続いた私。
お医者さんに診ていただいたことがありました。

診断結果は、何ていうこともなく、
ただの疲労(と、加齢。笑)。

無理をしないようにと言われ、
夏バテの人が飲むような漢方をもらって、
しばらく通院をしていました。

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医:その後どうですか?

私:ついついご飯を食べ忘れて、
そうすると調子が良くないです。

医:じゃあご飯を3回食べましょうね。

私:でも、自分のことは後回しになります。
“自分に優しく” ってよく言いますが、
あれが感覚的にわかりません。

医:んー、わからなくてもいいけれど、
食べないと調子が悪いんだったら、
とりあえず食べたらいいんじゃないですか?

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…と、至極当たり前のことを言われて、
そうだよなと気をつける日々が続きました。

でも私は、“自分に優しく”のことが
気になり続けていました。

ぼんやり考えていると、
もうひとつ思い出したことが。

そういえば、これまでの人生で、
私は「自分に厳しい」と言われることが
よくあったなぁ…と。

“自分に厳しい” というのは、
褒め言葉じゃないですよね。笑

“自分に厳しい” からと言って、
優秀とは限らない。

“自分に厳しい” 印象のない人で。
優秀な人もたくさんいるわけで。

ありのままの自分で、
自分の人生を素直に生きればいいだけなのに、
それがなかなか出来ないんでしょうね。

基本的に私はすごくダメな人間なので、
気合いと根性で、
そのダメさに打ち勝たなくてはいけない
と思っている。

ほら、自分のこと“ダメな人間” だって
言っちゃってるもの。笑

もし時間のある方は、
こちらの記事も併せて読んでいただけると嬉しいのですが、
私は子どもの頃から、
ずーっと何かに抗って生きてきました。

見えないモノと闘い続けてきた人生。
それを、出産を機にやめることが出来た。

娘の誕生がきっかけをくれて、
自分を受け容れて生きる感覚を少し掴んだのです。

でもそこから7年が経った今、
少し自分の居心地に違和感が出てきて、
強烈に変化したい欲望にかられています。

そうすると、
また昔の自分のクセが
顔を覗かせているのだと思います。

私が、 “わたし” として、
しなやかに変化していくのではなく、
少々先を急いでしまっている。

今のあなたはダメだから、
頑張って変わりなさい、と。

現在の自分に大きくバツを書いて、
塗り替えようとしている。

最近の私は、久しぶりに
揺らぎに揺らいでいるのかもしれない。

言葉にして皆さんに伝えることが、
正解なのかはわからない。

自分を受け容れる心地よさと、
簡単に均衡が崩れてしまう危うさ。

両方を知っているからこそ
提供出来る価値を、
撮れる写真を、等身大で
お届けしたいなと思ったりしています。